広報誌 南東北

 

メディカルフィットネスさくらだより

ホリスティックプロジェクトの栄養コンシェルジュ

使える栄養の知識・技術を伝える専門家 相手に合わせ食品や食べ方も提案
 前回、ホリスティックプロジェクトを紹介しましたが、今回はその中で重要な役割の栄養コンシェルジュを紹介します。 栄養コンシェルジュは食品に含まれる栄養素を体内での作用別に捉え「いつ、誰が、何の目的で」に合わせてオーダーメイドの食事を提案することができる資格です。
 食品に含まれる栄養素は、健康に良い―と言ってもダイエット、筋肉をつける、アスリートのパフォーマンス向上など目的別により同じ食品でも積極的に摂取すべき場合と取る必要のない場合があります。
これらを医学的見地からアドバイス・教育する栄養コンシェルジュです。その特徴を紹介します。
①食事をカロリーではなく、食品の栄養素のバランスで考える=「○○制限」「××ダイエット」など限られた栄養素を摂らないのではなく、必要な分の栄養素をバランスよく摂取する考え方です。 全ての栄養素は摂りすぎても摂らなすぎても体は健康になりません。メディカルデータから栄養状態や過剰摂取と不足栄養素を把握し、個人に合わせて食事プランを提案することができます。
②食品カテゴリーマップを使用して教育する=これまでのダイエットでは、食事管理が主でした。もちろん管理は必要ですが、今回はメディカルフィットネスを利用して栄養教育を行います。 糖質、タンパク質、脂質、食物繊維など栄養素別に役割や特徴などを説明。栄養素別に分類した食品カテゴリーマップを使い、対象者が食品を目的別に選択できるよう指導します。
 栄養コンシェルジュは、体重減少など見た目の変化もみますが、最も大切な目標は栄養知識を増やし、食事・食品への意識を変え、生活習慣を変えることにあります。 生活習慣見直しでダイエットに多いリバウンドもなく、かつ無理のない食生活で元気に健康体を長く維持して頂きたいと思います。

(メディカルフィットネスさくら 理学療法士 坂本 英樹)

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