知って得するきのこの話
食物繊維
きのこは食物繊維がとにかく豊富です。食物繊維は、腸の中で水分を含んで膨らむので、少量でもお腹がいっぱいになります。そして、おなかの調子を整えたり、腸内の有害な物質を吸着して排泄してくれるので積極的に摂りたい栄養素のひとつです。もし食べ過ぎてしまっても、低カロリーなのでご安心を。
 
ビタミン・ミネラル
きのこに含まれる栄養成分は種類によって違いますが、ビタミンDやビタミンBのビタミン類、カリウムやリン等のミネラル類が含まれています。ビタミンは人間に必要不可欠な栄養素。リンは骨や歯の材料に、カリウムはナトリウムを体外に排出する働きがあります。低カロリーで栄養満点。とても優秀な食材ですね。
干ししいたけの戻し方
干ししいたけを使うとき、ぬるま湯や常温の水に30分程度置いて戻すのが一般的ですが、実は干ししいたけの旨みを100%引き出すには「冷水」に浸して「冷蔵庫で丸一日」置いておくのが一番なのです。時間がない時は干ししいたけをスライスするか、3〜4つに割って水戻ししましょう。干ししいたけにはなんと生しいたけの10倍ものうまみ成分が含まれているので、干ししいたけの戻し汁は味も満点、栄養価もたっぷり。捨てずに残すところなく味わいたいですね。
<きのこの種類と、有効成分>
しいたけ コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防するエリタデニンを含む。
免疫力を高め、抗がん作用でも注目される成分、βグルカンを含む。
カルシウムの吸収を促すビタミンDが多い。
えのき茸 塩分の排出を促すカリウムが多く、食物繊維との相乗効果で、血圧の調整作用がある。
糖質の代謝を促し、神経のはたらきを正常に保つビタミンB1が比較的多い。
まいたけ 免疫力を高め、抗がん作用でも注目される成分、βグルカンを含む。
カルシウムの吸収を促すビタミンDが多い。
きくらげ イライラを解消するビタミンB2をはじめ、ビタミンB群を多く含む。
若返りのビタミンといわれるビタミンEが比較的多い。
特に黒きくらげは、貧血や高血圧を防ぐ鉄分やカリウムが多い。
マッシュルーム 糖質の代謝を促し、神経のはたらきを正常に保つビタミンB1を含む。
細胞の再生を助け、生活習慣病を予防するビタミンB2を含む。
免疫力を高め、抗がん作用でも注目される成分、βグルカンを含む。
なめこ ぬめり成分・ムチンは、疲労回復。
 
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