介護の扉
 

9月25日
「介護の日」
 
 働き盛りの40〜50歳代の世代は、親が老いていことが気になり始め、また、自分も老いることを気づかされるようになることが多くなる世代です。  
 高齢者介護の環境は年々変わってきています。  
 社会保障制度は病気や介護で困ったときに助けになる制度ですが知らない人が多いのが現実です。待っていても必要なサービスは歩いてきません。自ら進んで必要な情報を得て、受けられるサービスを最大限に活用する姿勢が求められています。  
 親の介護の問題や、自分に介護が必要になった時のために「介護の日」をきっかけに家族で話し合ってみてはいかがでしょう。
 
 
Q 在宅療養について教えて下さい。
 
A
 入院期間に制限が設けられたこともあり、最近では自宅での療養に切り替える人が増えつつあります。  
 2006年度に「在宅療養支援診療所」制度が設けられ、医師の往診や訪問看護などが24暗間体制で可能や療養生活に関する指導を受けることができるようになってきています。  
 在宅療養のメリットとして、患者さんが慣れ親しんだ自宅に帰ると安心感を持ち、家族が近くにいることが心強く、精神的に落ち着くようです。又、入院中は食事の時間や消灯時間、家族との面会時間など制限されることが多いのですが、自宅に帰るといつでも家族と話ができ、少しずつでも行動範囲が広がり、結果健康を取り戻すということが大いにあります。  
 患者さんにとっては、意欲を取り戻すことができるきっかけにもなります。反面、家族にとっては自宅にいて十分な医療が受けられるだろうかとか、自宅で病状が悪くならないだるうか、病院のように管理していけるだろうかと不安があるようです。  
 在宅療養の対象となるのは、「入院が必要な急性期ではなく、症状が比較的安定しており、かつ通院が難しい人」です。在宅療養の場合、医療スタッフや介護スタッフと協力しながらできるだけおおらかな気持ちで患者さんを支えてあげて下さい。 
 
 
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