たばこがなかなかやめられないのは、「ニコチン依存症」という病気にかかっているのが大きな原因です。
ニコチン依存症とは、たばこに含まれる「ニコチン」が体内に入ると脳に働きかけて、快感をもたらす作用があるため、依存が起こるものです。「ニコチン」はWHO「世界保健機関」の分類で、「精神及び行動の障害」の原因物質とされており、アルコール、大麻、コカイン、アヘンなどの依存性物質と同列に扱われているのです。
世界的に禁煙への動きが進むなか、日本人の喫煙率も少しずつ低下していますが、まだ喫煙が習慣になっている人は多いようです。タバコをやめることで健康を取り戻す人は少なくありません。あきらめずに禁煙を成功させましょう。
・節煙よりも断煙
徐々に吸う本数を減らす方法より、きっぱりやめるほうが成功する
・思いつきで禁煙するのではなく、きちんと禁煙の準備をする
家族や周囲の人に禁煙を宣言し、協力してもらったり、吸えない環境作りをする。
・ニコチン製剤を利用する
ニコチンをある程度体内に吸収させて禁断症状を和らげるためにニコチンガムやニコチンパッチなどを正しく使用する
・禁煙外来を受診する
医師の手を借りる方法で、禁煙の指導や治療が受けられます。
・吸いたい気持ちをそらす
吸いたくなったらガムをを噛む、歯を磨く、散歩をするなど気をそらす。