水分補給は「水」で

 健康を維持するためには、尿や汗などで矢われる約1.5リットル〜2リットルの水を毎日補給しなければなりません。水は起床時、外出時、入浴前後、就寝前など汗をかくような行動の前後には欠かさず飲んで下さい。

 夏場や運動をした後は汗で失う水分が多いのでそれだけ余分に水をとらなければなりません。 冷たい水は体への吸収が悪く、体を冷やしてしまうので、水温が10〜15度が体に負担をかけなくてよいでしょう。結石のある人は、いつもより多めに水を飲み、排尿を促しましょう。

 人間の体は体重の約60%が水分で、体温調節や消化吸収などの働きに係わっています。 水分補給が体に必要なことは誰もが理解していることですが、たいていの人が、清涼飲料やコーヒーなどで水分補給をごまかしで摂っているのです。一番良い水分補給はなんといっても水。自然のものを摂り入れるのが、体にとっては一番良いのです。

 体に良い水分を摂り入れなければ健康にはつながりません。健康のために水分補給は季節や運動量、体調に応じて摂ることか大切です。

 

水の飲み方

その1のどが乾いたら水を飲む

 自然な欲求に従って飲むことで水分の摂りすぎは起こりません。

その2起きた時にコップ1杯の水を飲む

 寝ている間に発汗などで水分が失われ、1日中で最も血液の濃度が濃くなっている状態です。脳梗塞などが起床して数時間以内に発生する確率が高いのもそのためです。朝1杯のコップの水は命の水といえます。

その3入浴前にコップ1杯の水

 入浴時はたっぷり汗をかきます。湯疲れや脳貧血を起こしやすい人などはあらかじめコップ1杯の水を飲んでおくとよいでしょう。

その4オフィスで働く人の水分補給

 オフィスで長時間デスクワークをすると、体を動かさないことによって血流が悪くなり、水分不足になると血液が濃縮された状態になって血栓症を起こしやすくなります。こまめに体を動かし水の補給を忘れずに。

 

 コップ1杯の水が脳血栓を予防するのに効果を発揮することもありますし、寝る前の水分補給が血液の濃度が濃くなるのを防ぎ、突然死を未然に防ぐ働きをしてくれます。 トイレが近くなるからと寝る前に水分を摂りたがらない人もいますが、のどが乾いたら我慢せずに水を飲んで下さい。水分が不足すると尿の出も悪くなり、それだけ膀胱に菌が長く溜まっていることになります。また、尿の中で菌がどんどん増え、膀胱炎などを引き起こしてしまいます。

どんな水が体にいいの?

 健康の為に飲む水で良い水といわれるのはやはり天然水。ミネラルを含んだものです。日本の水道水は安心して飲める安全性の高い水ですが、塩素の匂いなどが気になる人は、水道水を沸騰して使用する人もいます。ですが沸騰させると溶け込んでいる酸素が失われたり、ミネラル成分の量も減ってしまいます。不純物や塩素が気になる人は浄水器を通した水が良いでしょう。

 自分に合った水は飲んで「おいしい」と感じる水であること。市販されている水にもミネラルの少ない軟水からミネラル豊富な硬水まで様々な種類があります。単にミネラルが多いから良い水というわけではありません。やはり毎日飲む水は自分が「おいしい」と感じることが健康につながるのです。

 

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