夜更かしで狂う体内時計

 大人の生活が夜型化するとともlこ、夜更かしの子どもが増えています。夜10時以降に就寝するという子どもは約4割もいます。夜更かしの子どもは睡眠時間も短くなり、健康面lこ支障をきたすあそれがあるので注意しましょう。

 

睡眠時間が足りなくなると

・性格が攻撃的になる ・集中力が低下する ・気分が不快になる ・胃腸障害が起こりやすくなる

・意欲が低下する ・免疫機能が低下する ・いつまでも疲れが取れない

といった症状が起こりやすくなります。

 睡眠習慣の乱れは脳の発達にも影響を及ぼします。睡眠は脳を休息させるだけではありません。眠り始めてすぐの深い眠り(ノンレム睡眠)には成長ホルモンの分泌が最高になり、レム睡眠中は脳の修復をしながら脳内情報を整理して、覚醒後の記憶を強化・固定しています。

 人には体内時計があり、脳の視床下郡の視交叉上核にある仕組みで、人によって多少誤差がありますが、約25時間周期でリズムを刻んでいます。体内時計の重要な役割は睡眠と覚醒のサイクルを決めることにあります。私達は太陽の光を浴びることでこのリズムを24時間に調整して生活しています。体内時計が光でリセットされて約16時間がたつと、眠りを誘うホルモンのメラトニンが分泌されます。リズム進行の指令は、ホルモンや体温も調節しています。  

 体内時計を正常に保つために最も重要なのは、朝は決まった時間に起き、太陽の光を浴びることです。睡眠・覚醒に伴って大きく変動するのが体温で、知的能力や運動能力はこの体温の変動と密接な関係があります。夜型人間は朝の体温上昇が遅く、午前中にボーっとしている時間が多くなります。朝起きた時の体温上昇を手伝う効果的な方法が、朝ご飯(特に蛋白質を含む)をとることです。

 子どもに朝ごはんを食べさせていますか?朝ごはんを食べたがらない子どもは、夜更かしをしているのではないですか?早寝早起きの習慣をつけ、毎朝きちんと朝ごはんを食べさせましょう。

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