広報誌 健康倶楽部/2011年11月号
疲れは誰でも多かれ少なかれ感じるものですが、何かの病気が原因でない場合には、精神的疲労と肉体的疲労が重なって現れることが多いものです。
「疲れたな」と感じたら早めに休養をとり、疲労がとれやすい食事をすることが大切です。
疲労をとるにはエネルギーを補給することが必要です。特に糖質をとることが良いでしょう。
糖質は体内でブドウ糖になり、脳や神経系のエネルギー源になります。また、筋肉にたまった疲労物質を取り除くには糖質が必要です。
たんぱく質の必要量は、肉体労働などで筋肉を使った場合に増大することはもちろんですが、精神的にストレスがかかったときにも増大します。ストレスがかかると、それを乗り切ろうとホルモンが分泌されます。このときそのホルモンにより体のたんぱく質の分解が亢進します。疲れやすい人は良質のたんぱく質を多めにとりましょう。
これらの栄養素は疲れをとったり、疲れにくいからだを作るために不足しないようにしましょう。
疲労感は運動が過度でも不足していても感じれらます。適度な運動と睡眠を十分に取るようにしましょう。
特に病気が原因でなくても、運動不足や不安感などからストレスがたまったとき、悩みがあるとき、胃腸の調子が悪いときなど、食欲が低下します。
食欲が無い時は、無理に食べると吐いてしまう場合もあるので、様子をみながら少しずつ食べやすいものから口に入れます。
野菜スープや玉子スープなど、のどごしが良く、栄養の取れるものが良いでしょう。
ストレス、バランスの悪い食事、不規則な生活などからくる食欲不振は、まず、それを改めましょう。
食欲が低下しているときは、セロリがオススメです。セロリはごはんやパンなどの炭水化物の消化を促進し、食欲を増進する働きをもっています。また、きゅうりやトマトも食欲を増進するのでオススメです。