広報誌 健康倶楽部/2012年9月号
糖尿病の発症は、男性では40代の働き盛りから患者さんが増えますが、女性は閉経以降に急増します。
なぜ閉経以降に糖尿病が増えるのかといいますと、女性ホルモンには様々な働きがあります。余剰エネルギーを皮下脂肪に貯めることもその一つです。
ですから、閉経前の女性は皮下脂肪はつきやすいのですが、内臓脂肪はたまりにくくなっています。
しかし、閉経を迎えると女性ホルモンが減少し、余分なエネルギーが内臓脂肪に蓄積し、血糖を調整する物質が減り、インスリンの効きが悪くなって糖尿病のリスクが高まります。
内臓脂肪が蓄積しないように、日頃から食べ過ぎや運動不足に注意しましょう。
特に家族に糖尿病の人がいる(いた)場合や、肥満している人は注意しましょう。
・玄米食に変える
・食物繊維を多くとる
・野菜から先に食べる
・脂質をとりすぎない
・一日三食規則正しく適量を
・間食は控え、空腹な時間をつくる