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脊髄血管障害

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脊髄硬膜動静脈瘻

脊髄を栄養する動脈は脊髄から枝分かれする神経根の近傍で硬膜を貫通するが、一部は硬膜自体も栄養する。脊髄硬膜動静脈瘻(せきずいどうじょうみゃくろう)(図9-1~9-3)とは硬膜の層内に異常な血管短絡(↓)が生じ、脊髄表面を走行する静脈に動脈が流入する病態を言い、脊髄血管奇形の一種である。このため、脊髄表面の静脈は拡張・蛇行した動脈化静脈(←)となり、正常の還流静脈血が脊髄内にうっ血を起こし、頑固な下肢のしびれ、膀胱・直腸障害、歩行障害をきたす。治療は手術による動静脈短絡部の遮断(図9-3、9-4)あるいは動静脈瘻の血管内手術による塞栓術が挙げられる。

以上、総合南東北病院 脳神経外科/脊髄外科部門の診療内容の一部を紹介しました。手足のしびれ、痛み、脱力、腰痛、歩行困難などでお悩みの方はお気軽にご相談下さい。 尚、脊髄外科外来は東京・丸の内の東京クリニックでも行っています。

脊髄外科外来は一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 南東北医療クリニック(総合南東北病院の外来部門)の他、同財団附属の南東北福島病院、須賀川診療所および医療法人財団 健貢会 東京・丸の内の東京クリニックおよび東京・中野の東京病院で行っています。