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湯本第三中学校で『いのちの授業』を実施しました!

いわき市立湯本第三中学校(松本仁志校長)で11月22日㈮、命の尊さやがん治療などについて考える『いのちの授業』が行われました。福島県がん教育実践事業の一環で、子どもたちに病気予防の啓発と医療知識の普及を図ることが目的です。地域がん診療連携拠点病院である当院緩和ケアセンター長の渡邉睦弥先生が講師、緩和ケア認定看護師の景山里香看護師長がサポート役を務めました。

3年生26人と教師の皆さんが参加しました。初めに渡邉先生からの「命とは何ですか?」の問いかけに、生徒は「一つしかないもの」「心臓」「脳」などと答えました。渡邉先生は「命とは皆さんがこの世で使うことのできる時間のこと。日本人の平均寿命を80歳とすると、死ぬまでの心拍数はおよそ25億回。世界の人口は約70億人。1秒に1人ずつ会っても全員には会えない。一期一会を大切に」などと話しました。生徒は二人一組で、お互いの胸に聴診器を当てて心拍数を計り、命の時間を実感しました。

がんについては、がんの仕組みや、がんの原因、予防方法などを学びました。渡邉先生は「もし、がんになって治療が必要な場合は医師の説明をしっかりと受けたうえで『理解して、納得して、決めること』が大切。がんになると生活面や医療費など心配事や不安が大きくなる。そんなときのために我々のような専門家がチームで患者さんと家族を支援するので、安心してください」と生徒たちに呼び掛けました。景山看護師長も「まずは患者さんがどうしたいのかをきちんと聞いて、患者さんのためにできることをチーム一丸となって全力で取り組んでいます」と話し、生徒はうなずきながら、熱心にメモをとっていました。


派遣授業「いのちの授業」に関する詳細は以下をご覧ください。

https://www.minamitohoku.or.jp/news.html?id=345


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