総合南東北病院

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苦痛のない内視鏡

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内視鏡はつらい・苦しい

いえいえ、そんなことはありません。
内視鏡は飲むコツがあるのです。それさえ守ってもらえば、絶対につらくありません。難しいことではないんですよ。それは僕自身が内視鏡を受けるときに、こうやって飲むのが一番楽、というコツをそのまま伝授しているのです。

極意はrelaxと無心。坐禅のときの只管打坐(しかんたざ)の心境になること。それはちょっと難しいかな?

でもrelaxして以下のことを守ってもらえば、睡眠薬を使わなくてもつらくありません。いやだなとか、カメラをさせられる、のではなく、自分の意思で自分の健康を守るために、受ける検査だということをきちんと認識すること。

苦しまないためのポイント

  • 姿勢はうつぶせ気味。
  • 視線はやや下方、約1m先をぼんやりと眺める。
  • よだれは流すように。
  • 内視鏡が喉にあるので、ゴクンするとつばが胸に入ってむせてしまう。
  • ゴクンそのものも喉を痛くする。
  • 一番大事なのは息遣い。ゆっくり長いため息をする。できれば10秒くらいかけて。
  • 腹式呼吸をするとつらくない。
  • 内視鏡が喉にあることを意識から無くせば、完璧。
  • どうせ検査をするなら、楽なほうがいいでしょ?ならばこれを守ってください。
  • あとは僕を信じて下さい。信じるものは救われる!

これを守っていただければ、一回もゲップをせず、涙を流すこともありません。
検査中にも話しかけますが、お返事はいりませんよ。耳だけ貸して下さい。うなづかなくてもいいです。うなづくと内視鏡があるので喉が痛くなりますから。このように検査前に2-3分かけて、Orientation(検査の事前説明)をしたあとに、検査中も検査に適応できるように(Oriented)説明しながら、検査を遂行するのです。

内視鏡は経鼻用の細径の内視鏡を使います。実は内視鏡というのは検査がつらいのではなく、受ける方が緊張しすぎていることがつらさの一番の要因なのです。みなさんはそれに気付いていないだけなのです。以前の検査がつらかった方、Oriented Endoscopyがうそだと思う方、つらくない内視鏡を受けたいと思う方は是非一度この内視鏡を受けてみて下さい。

消化器センター・センター長 西野徳之先生

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