臨床検査科(臨床検査技師)
部門の紹介

臨床検査科 技師長代行
渡辺 悦子
当院の臨床検査科は、検査を通して患者さんや健康診断を受けた方の“いま”を知り、医師や看護師とともに最適な医療を支えるチームです。
私たち臨床検査科は、もともと生理検査部門から始まりました。
その後、2010年に輸血検査部門、2015年に細菌検査部門が加わり、そして2025年からは生化学検査部門も当院の一員に。
この15年間で業務内容もスタッフも大きく増え、今ではBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)などの先進医療にも携わっています。
各部門が専門性を活かしながら、「正確で信頼される検査」を合言葉に、チーム一丸となって日々の業務に取り組んでいます。
救急対応にも力を入れており、夜間や休日を含めた緊急検査にも迅速に対応しています。
患者さんの命に直結する場面も多く、正確さとスピードが求められる中で、臨床検査技師としての責任とやりがいを実感できる職場です。
先輩技師が丁寧にサポートしてくれるので、安心して成長していける環境です。
質問や相談もしやすく、チーム全体で助け合いながら働いています。
また、学会発表や研修、資格取得支援などの教育体制も充実しており、スキルアップをしっかり応援しています。
臨床検査科は、確かな技術とあたたかい心で患者さんに寄り添い、地域医療と救急医療の両面から健康を支えています。臨床検査技師としての第一歩を、ぜひ私たちと一緒に踏み出してみませんか。


業務環境と組織体制の紹介
検査の種類ごとに専門チームが連携し、正確で迅速な検査結果を提供しています。
当院の夜勤業務は2つに分かれ、生化学検査部門スタッフで検体検査を、それ以外の部門のスタッフで輸血検査と救急外来の心電図検査を担当しています。
- 生理機能検査部門(計28名)
- 一般生理検査:12名
- 超音波検査:15名
- 輸血検査部門(6名)
- 細菌検査部門(7名)
- BNCT検体検査部門(2名)
- 生化学検査部門(14名)
生理機能検査部門
生理検査室では、外来・入院・健診を対象に、心臓・脳・神経・呼吸など、体のさまざまな「機能」を評価する検査を行っています。
主な検査には、心電図、脳波、神経伝導検査、誘発電位検査、聴力検査、睡眠時無呼吸検査(簡易型・PSG)などがあり、幅広い知識と技術が求められます。
また、手術中のモニタリング(MEP、SEP、ABRなど)にも対応しており、医師や看護師とチームを組んで、患者さんの安全を守る重要な役割を担っています。
生理検査は、病気の早期発見や治療方針の決定、術後の経過観察などに欠かせない検査です。多職種と協働しながら、患者さん一人ひとりに寄り添い、確かな検査データを提供することで医療を支える、やりがいのある部門です。
超音波検査室では、最新の装置と確かな技術を用いて、心臓・腹部・乳腺・甲状腺・頚動脈・下肢など幅広い検査を行っています。
地域の皆さまが安心して検査を受けられるよう、丁寧な声かけと分かりやすい説明を大切にし、医師と連携して早期発見・早期治療に努めています。
明るく活気のある職場で、スタッフ同士が互いにサポートし合う温かい雰囲気が特徴です。経験豊富な先輩が丁寧に指導するため、未経験の方でも安心してスキルを磨くことができます。
新しい知識や技術を学ぶ機会も多く、成長できる環境が整っています。患者さんに寄り添い、確かな技術で健康を支える――そんなやりがいを感じられる部門です。
輸血検査部門
輸血検査室では、患者さんの血液を用いて血液型や不規則抗体の有無を確認し、輸血に使用する血液製剤の適合性を厳密に判断しています。
また、自己フィブリン糊やクリオプレシピテートの作製を行い、救急患者や大量出血患者への緊急輸血にも対応しています。
迅速かつ正確な判断が求められる緊張感のある現場ですが、チームは和気あいあいとした雰囲気で互いに支え合いながら業務を行っています。
医師や看護師と連携し、患者さんの安全で効果的な輸血医療を支える――そんな責任とやりがいのある部門です。
細菌検査部門
細菌検査室で、あなたの力を発揮しませんか?
ここでは、感染症の原因となる細菌やウイルスを調べるため、培養検査や多項目遺伝子検査などを行っています。
認定を受けた臨床検査技師が専門的な知識と技術を活かし、正確で迅速な検査を日々実施。
明るく広々とした検査室で、チームワークを大切にしながら感染症専門チームの一員として診断や治療に貢献しています。
実践を通じて学び、着実に成長できる環境が整っています。
あなたの「知りたい」「学びたい」という気持ちを、私たちと一緒に活かしてみませんか?
BNCT検査部門
BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)は、がん細胞を選択的に破壊する最先端の放射線治療法です。
BNCT検査部門は治療チームの一員として、血液検査などを通じてホウ素薬剤の体内動態を評価し、安全で効果的な治療をサポートしています。
最先端医療の現場で、検査技術を生かしてがん治療に直接貢献できるやりがいのある部門です。
新しい医療の可能性を感じながら、挑戦し続けることができるフィールドです。
生化学検査部門
生化学検査室では、肝臓や腎臓の働きをみる生化学検査、炎症や感染を調べる免疫検査、血糖や脂質を測定する代謝系検査、赤血球・白血球・血小板を調べる血液検査、尿や便を対象とした一般検査など、幅広い分野を担当しています。
これらの検査結果は、病気の早期発見や治療方針の決定に欠かせない大切な情報です。
当室では最新の分析装置を使用し、臨床検査技師が正確で迅速な検査を実施。機器の点検や精度管理を徹底し、安全で信頼できる結果を提供しています。
教育体制も充実しており、教育スケジュールに沿って段階的に業務を習得できます。最初は先輩技師と一緒に基本的な検査からスタートし、徐々に担当範囲を広げていきます。
また、生化学・血液・一般・免疫など複数の分野をローテーションで経験できるため、幅広い知識と技術を身につけられます。ジェネラリストとしての基礎力を養いながら、自分の興味に合わせて専門性を高めていける環境です。
教育体制
当院では、社会人としての共通キャリアパスと、臨床検査技師としての各部門別キャリアパスを基に、スタッフ一人ひとりのスキルアップを支援しています。
教育を受けた面談担当者が各部門に配置されており、新入職時には3か月ごと、その後は半年ごとに面談を実施しています。スタッフの相談に丁寧に耳を傾け、問題の改善策やステップアップに向けた助言を行っています。
また、各部署で対応が難しい課題については、リーダー会や役職者会議など、臨床検査科全体で解決策を検討できる体制を整えています。
日直および夜勤業務の研修体制も確立されており、入職後おおむね1年を目安に日直・夜勤業務へ移行できるようサポートしています。スタッフの業務に対する不安を軽減するため、サポート体制や再履修体制も充実しています。
さらに、院内外の研修会や学会への参加も年間計画に組み込み、積極的な学びを支援しています。
臨床検査技師として臨床に貢献できる知識と技術、そしてチーム医療に必要なノンテクニカルスキルを身につけながら、日々の成長を実感できる環境を提供しています。
資格・認定取得者
| 生理機能検査部門 | 超音波検査士 | 心臓 | 1名 |
| 腹部、泌尿器、血管、甲状腺 | 1名 | ||
| 消化器 | 1名 | ||
| 甲状腺 | 1名 | ||
| 心電図検定 2級 | 2名 | ||
| 輸血検査部門 | 認定輸血検査技師 | 2名 | |
| 細菌検査部門 | 感染制御認定臨床微生物検査技師 | 1名 | |
| 認定臨床微生物検査技師 | 1名 | ||
| 二級臨床検査士(微生物) | 1名 | ||