健康ひとくちメモ

水菜

鉄・カルシウムが豊富

 水菜は古くから京都で作られていた冬野菜です。そのため別名京菜≠ニも呼ばれています。クセの無い味、茎と葉のさわやかな色などが楽しめるお浸し・和え物・鍋料理など、和風のメニューにはもちろん、サラダの材料としても人気です。
 旬は12月から3月ころまでで、露地栽培で寒さに耐え、特に霜が当たった2月のものが柔らかくておいしい、と言われています。良質なものを見分けるポイントは、「葉も茎もみずみずしく緑と白のコントラストがハッキリしている」「根元の切り口が小さいもの」です。
 この水菜に含まれる主な栄養素は、鉄・カルシウム(100g中に鉄2.1mg・カルシウム210mg(*1))です。鉄分は血液中のヘモグロビンを作る成分で、貧血予防に役立ちます。鉄分は体内で吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まります。水菜はそのビタミンCも含んでいるのでサラダなどにすれば鉄分もビタミンCも効果的に摂れます。また、豊富に含まれているカルシウムは丈夫な骨や歯を作り、神経のイライラを鎮める働きのある栄養素です。水菜を使ったメニューでしっかり補いましょう。
 調理法は、水菜は淡白な味なので、生で食べる以外にも、肉と一緒に炒めたり、漬物にしてもおいしく食べることが出来ます。シャキシャキした食感を楽しみながら、今が旬の水菜を多くの料理に活用してみて下さい。
(参考:「食のはなし」「旬の食材と栄養成分」栄養管理科 濱尾理沙)
(*1)が[2210mg]となっておりました。お詫びして訂正させていただきます。
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