健康ひとくちメモ
     かぼちゃ
 
豊富なカロテンが特徴
 
 かぼちゃは、西洋かぼちゃと日本かぼちゃの2種に大別されます。旬は夏で、8月から10月にかけて最盛期です。長期にわたって保存できるので重宝します。
 かぼちゃの特徴と言えばなんといってもカロテンが豊富に含まれていることですが、西洋かぼちゃと日本かぼちゃとでは、含まれる量に多少差があります。ゆでたもので比べると、西洋かぼちゃに含まれるカロテン、ビタミンCの量は、日本かぼちゃより上回ります。カロテンは体内でビタミンAに変わって肌や粘膜を丈夫にし、感染症に対する抵抗力を付けます。「冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かない」と言われるのは、そのためです。さらに、かぼちゃにはビタミンEも豊富に含まれています。ビタミンEには、強力な抗酸化作用があり、老化防止や動脈硬化症の予防が期待できます。血行を改善する働きもあるので、冷え性や肩こりなどの症状を和らげてくれます。また、ミネラルやビタミン類が豊富なかぼちゃの種を食べれば、さらに栄養価がプラスされます。水洗いして乾燥させ、フライパンで炒って食べましょう。
 購入の際のポイントは、持ってみてずっしりと重く、上皮が堅いものを選びましょう。カット売りのものは種子の部分が引っ込んでなくて、種子がつまっているもの、黄色が濃いものが良質です。

トップページへ戻る