健康ひとくちメモ
ニラ
 
食物繊維が豊富で血行も良くします

 ニラは一般的に緑色の大葉ニラが知られていますが、黄ニラ、花ニラといった種類もあります。黄ニラは日光に当てずに軟白栽培したもので、花ニラはつぼみが花を咲かせないうちに、茎と一緒に食用するものです。
◎栄養成分としての働き
 ニラは各種ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。カロテンが多く含まれており、体内でビタミンAに変わり、のどや鼻の粘膜を丈夫にします。特有のにおいは硫化アリルという成分で、これは消化液の分泌を促し、内臓の働きを活発にする働きがあります。血行をよくし、風邪予防に効くともいわれています。また硫化アリルにはビタミンB1の吸収を高める作用もあり、新陳代謝を活発にします。  
 その他、ニラには体を温める作用があるため、常に食べると冷え性や神経痛、しもやけなどの改善に効果があるといわれています。

 
◎調理のポイント
 ニラ独特の香りが気になるようなら、下ゆでをしてから調理しましょう。しかしビタミンは熱に弱いため、よりビタミンを摂取するためには生のまま使ったほうが良いでしょう。レバニラ炒めがポピュラーな料理ですが、この食べ方はニラのビタミンCが鉄分の吸収を良くしてくれるため、貧血予防にお勧めのメニューです。アレルギー体質の人や胃弱の人は、症状が悪化する事もあるので食べ過ぎには注意して下さい。 
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