健康ひとくちメモ
みかん
 
ビタミンCの宝庫 
 普通、みかんといえば温州みかんを指しますが、原産は東南アジアで遣唐使が中国の温州から持ち帰ったことから、温州みかんという名前になったとか。江戸時代には、みかん船で財をなした紀伊国屋文左衛門の逸話も残されるなど、広く普及しました。現在の温州みかんは日本で改良された独特のもので、日本の特産として知られています。
 

◎栄養成分としての働き◎
 みかんの主成分の代表格はビタミンC。1日2〜3個食べるだけで1日に必要な所要量を摂ることができます。ビタミンCには抗酸化作用のほか、体の免疫機能を高める働きがあり、風邪やインフルエンザの予防にうってつけです。さらにみかんに含まれるフラボノイド、テルペノイドなどが発ガン物質を排出する効果があると言われています。
 
 みかんの皮にはビタミンB・C・フラボノイドが含まれています。フラボノイドは毛細血管を強くして高血圧や脳出血を防止するので袋ごと食べれば便秘解消・生活習慣病予防になります。みかんの酸味であるクエン酸が疲労の原因物質である乳酸の生成を抑制するので疲労回復にも有効です。
 
◎みかん湯のすすめ◎
 食べ終わったみかんの皮。さわやかな香りのみかん湯に再利用してみませんか?たて方は簡単!みかんの皮を5〜6個分良く洗い布袋に入れてお風呂に浮かべるだけです。みかんの皮にはリモネンという精油成分が含まれており、その成分がお風呂に溶け出し毛細血管を広げてくれます。体が芯から温まり、血液循環が良くなる事から冷え性やリウマチ、神経痛、風邪予防、美肌作用などに効果があるといわれています。  
 
 
 
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