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心臓から送り出される血液が血管の壁を押す圧力が血圧です。血圧が高いままだと壁が硬く厚くなって動脈硬化となり、脳梗塞や心筋梗塞など様々な病気を招きます。高血圧になりやすい「体質」がありますが、「塩分の摂り過ぎ」「運動不足」「肥満」などが重なると血圧が高くなります。体質は変えられませんが(1)食事の塩分、エネルギーを減らす(2)運動量を増やす(3)禁煙、のポイントに注意すれば血圧コントロールが出来ます。
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塩分
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1日6g未満が好ましい。味噌汁1杯に含まれる塩分は約2gとされており、毎日の味噌汁を半分にするだけで減塩出来ます
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運動量
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酸素を体内に入れながら行う「有酸素運動」がお勧め。軽く息が弾む程度の運動で、ウォーキング、自転車などがよいですが、家事や庭仕事などで活動量を増やしたり、歩いて出勤など、小まめに体を動かしましょう。ただ循環器疾患や糖尿病の方は医師やリハビリスタッフに相談して下さい。
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禁煙
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これは必須事項。喫煙で血管が収縮し血圧を高めるなど、あらゆる病気の誘発要因になりますので、体を思うなら直ぐ禁煙を。禁煙外来を受診することをお勧めします。
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(リハビリテーション科 佐藤 聡見)
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