ワンポイント・リハビリ
水中ウォークでひざ痛を解消
 
 膝の痛みの多くは、膝関節の軟骨がすり減ってしまう「変形性膝関節症」が原因で起こります。痛みの激しい急性期には安静が第一ですが、痛みが和らいだら運動で膝の周りの筋肉を鍛えて、膝関節にかかる負担を少なくすることが大切です。
 膝に痛みがあって、運動がなかなかできない時、水中運動を行ってみましょう。水中でなら水の浮力が働くため、関節への負担が軽減され、ウォーキングなどの運動がしやすくなります。

◎水中運動の特性
 水中に浮力があるため、関節や筋肉にかかる負担が減り軽い運動でも十分に筋肉を鍛えることができます。また水の抵抗があるため、ゆっくり体を動かすだけでもある程度の負荷が加わることになります。動きを変えることで、運動の強さも調節することができます。この水の浮力と抵抗の働きにより、ふだんあまり動かさない筋肉を使うこともできるのです。

◎水中運動の注意点
 心臓病や高血圧などがある人や薬を服用している人は、医師に相談してから運動するようにしましょう。

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