ワンポイント・リハビリ
こむら返りの対策と予防
 
ストレッチが有効
 就寝中や朝起きたとき、運動時などに突然起こる“こむら返り”。強い痛みは数分で治まるものの、悩んでいる人は少なくないようです。“こむら”はふくらはぎのことですが、ふくらはぎ以外の手足の筋肉が痙攣した場合も、「こむら返り」と呼びます。多くは病気とは関係なく起こりますので、あまり心配する必要はありません。
 こむら返りは一般に、就寝中や朝起きようと体を動かした時、運動をしている時によく起こります。こむら返りが起きた時には、過剰に収縮した筋肉を伸ばすことが重要です。また、こむら返りの予防にはストレッチングが有効ですので参考にしてみてください。就寝中にこむら返りを起こしやすい人は寝る前に、運動中に起こりやすい人は運動前に、ストレッチングを行いましょう。
 ただし、こむら返りが何日間も続けて起こる場合は一度、神経内科や整形外科などを受診して、何らかの病気が隠れていないかを確認するようにしましょう。
 
《ストレッチングのポイント》
◎反動をつけず、ゆっくり筋肉を伸ばす
◎伸ばした状態を維持する。最初は5秒ほど維持し、徐々に時間を長くする
◎伸びている部分を意識する
◎呼吸を止めない
※関節の病気などで通院している方は医師と相談して行ってください。

壁から少し離れた所に立ち、
両手のひらを壁につける。
ひじを曲げ、体を壁の方に傾ける。
かかとは上げずに行う。

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