ワンポイント・リハビリ
音楽療法をご存知ですか
   
精神も肉体をも癒す
 音楽療法は音楽が直接脳に働きかけることで、精神的・肉体的な癒しにつながるものです。音楽によってストレス解消ができるほか、認知症にも効果があるといわれています。脳の自律神経の調整で、感情などを安定させるのが音楽療法の目的でもあるのです。音楽療法の主な方法は音楽を聞く受動的なものと、歌う、演奏するといった能動的なものに分かれており、音楽療法の目的によって方法が選択されます。  
 音楽療法の対象は幅広く、高齢者、発達障害、精神障害、機能障害を持つ人から、健常者までもが対象となります。そのため音楽療法は、高齢者施設・児童福祉施設のみならず、医療関連でも、さまざまな形で行われています。リハビリテーションや心のケアなどを音楽療法と併せて行うことで、病院でも治療の一環として大きな可能性を持っている療法だといえます。  
 以前モーツァルトの音楽が脳に良いといわれたことがあります。実際にモーツァルトの音楽は脳を活発に刺激し、自律神経を活性化させる効果があります。クラシックにはこだわらず、さまざまなジャンルの曲、特にその時「聴きたい!」と思った曲を聴いたり、演奏したりすることが一番音楽療法の効果を高めるようです。みなさんも音楽をうまく利用し、心のケアにも気を使ってみてはいかがでしょう。
    
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