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血糖値を下げるためのインスリンなど、薬を自分で注射する「自己注射」が普及しています。その際に1回使った針を使い回ししたことはありませんか？針を再使用することで起こる問題点は、便利さや費用削減といった利点をはるかに上回る重大なものなのです。針の先端は1回注射するだけで損傷を受ける可能性があり、肉眼では見えなくても顕微鏡で損傷していることがよく分かります。そんな針を何回も使用するごとに損傷はひどくなります。針を再使用してはいけない理由は(1)非衛生的(2)1回使用すると針先が曲がり針が詰まってしまう(3)損傷によって刺さりにくくなる(4)刺さりにくくなるため痛みや出血、あざが生じる、が挙げられます。針の使い回しは絶対にやめて下さい。
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針の捨て方
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注射針など鋭利物の廃棄に関する規則、規制は市町村ごとに異なるので地域のルールに従って下さい。薬局で注射針をお渡しする際に、使用済み注射針を入れる専用回収ボトルをお渡ししています。これに必ず使用済み針を入れ、蓋をキチンと閉めて下さい。ボトルが一杯になったら、それを薬局へ持って来て下さい。また未使用の針も一般ゴミとして捨ててはいけません。注射針はすべて薬局・病院で処分して貰って下さい。回収した未使用針は決して再利用されることはありません。
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（「ＢＤマイクロファインHp」参照：薬剤科 佐久間 眸）
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