薬局だより

飲み忘れを防ぐ工夫

一包化や服用、一覧表を作る

 薬をうっかり飲み忘れてしまった…なんて経験、皆さんはありませんか?
 一度にたくさんの薬を飲むことも多く、薬の種類や飲む回数が増えるほど、飲み忘れや二重服用も起きやすくなります。このような服用間違いを防ぐため、飲み忘れを防ぐ工夫をいくつかご紹介します。
 @1回分ずつ一包化してもらう=薬局で薬をもらう時に、1回分を小分けの袋(一包化)に仕入れてもらう方法ですA1回分ずつ小分けにする=市販の専用ピルケースなどを使って、服用する日時で薬を小分けしてしまう方法ですB服薬一覧表をつくる=薬を飲んだら印をつける表を作ります。それを見やすい所に貼り、飲んだ直後に印をつけていく方法ですC壁掛けタイプのお薬整理ポケットの活用=一週間分のお薬を、あさ・ひる・よる・ねる前に区分けでき、一目で飲み忘れがないかをチェックできますDタイマー・目覚ましを活用する=「食前2時間」・「食前」・「食直前」・「食後2時間」などの特殊な飲み方の薬は服用時刻をセットしておく方法です。
 最後に1日3回だと、どうしても1回飲み忘れてしまう、あるいはスケジュールが不規則で日中の服用時間を守るのが難しい…という人は、できるだけ服用回数の少ない処方に変更してもらえないか、医師や薬剤師に相談してみましょう。また、薬を飲み忘れた場合には、医師・薬剤師にそのことを伝え、適切な判断を仰ぐようにして下さい。
(参考 薬剤科 佐久間眸)
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