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タバコや洗剤など、誤って飲み込んでしまう『誤飲事故』。今回は病院へ行くまでの間に出来る対処方法をご紹介します。
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誤飲物の確認
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まず何を飲んだのか、確認します。残っている量から飲んだ量を推定することも重要なポイントです。
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応急手当
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誤飲物が不明な場合、何もせず、すぐに医療機関を受診して下さい。誤飲物が特定している場合、医療機関を受診する前の注意点や対処方法がありますので、以下を参考にして下さい。
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絶対に吐かせてはいけないもの
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石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体殺虫剤など)→気管に入ると肺炎を起こすA容器に「酸性」または「アルカリ性」と表示の製品(漂白剤、掃除用洗浄剤など)→食道から胃にかけての損傷をより悪化してしまうB防虫剤(しょうのう)、駆除剤など→痙攣を起こす可能性がある
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牛乳または水を飲ませて薄める(効果は牛乳のほうが高い)
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口の中、食道、胃の粘膜に炎症を起こすものを誤飲した場合、体内で薄めて、粘膜への刺激を和らげます。ただし、飲ませると症状が悪化するものもあるので注意が必要です。
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飲ませると悪化する可能性のあるもの
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@石油製品→吐きやすくなり、吐いたものが気管に入ると肺炎を起こす。牛乳に含まれる脂肪に溶けて体内に吸収されやすくなるAタバコ、タバコの吸殻→ニコチンが水分に溶けて体内に吸収されやすくなるB防虫剤(しょうのう・ナフタリン)→牛乳に含まれる脂肪に溶けて体内に吸収されやすくなる。
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(参考:「日本中毒情報センターHp」薬剤科 佐久間眸)
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