薬局だより
〜睡眠薬の正しい飲み方〜
 なかなか眠りにつけず、睡眠薬を服用されている方もいらっしゃるでしょう。睡眠薬は正しく服用すれば安全な薬ですので、正しい飲み方や注意点をしっかり理解しておきましょう。

☆お酒と一緒はダメ
 アルコールと睡眠薬の両方の作用が強まり、ふらつき、一時的な記憶障害、もうろう状態などの副作用が現われることがありますので、絶対にお酒と一緒に服用しないで下さい。
☆眠れず、もう1錠はダメ
 1錠飲んでも眠れない。かといってもう1錠飲んでは、薬が効きすぎてしまいます。自分で判断して薬を増やすことはしないで下さい。睡眠薬にはいろいろな種類があるので、効果が無かった時は医師に相談してみて下さい。

☆適切な時間に服用を
 睡眠薬は自然な睡眠のリズムに沿って服用して下さい。夕方のうちから服用しても眠気は得られません。また、夜中に目が覚めたからといって服用しても、朝方にもうろう、ふらつきが起こり危険です。睡眠薬は寝る15〜30分前に服用し、服用後は速やかに眠りについて下さい。

☆睡眠薬をやめる時は?
 現在使われている睡眠薬は医師の指示に従って正しく使えば、長時間飲み続けても安全です。睡眠に自信がついていないうちに薬をやめると、不安感のためにかえって眠れなくなることがあり、急にやめることでかえって不眠が強まることもあります。眠れないことへの恐怖感が和らいでから、医師と相談しながら少しずつ減らしていくことが大切です。

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