薬局だより
〜インフルエンザ・ワクチン〜
 インフルエンザ予防法の1つに、流行前のワクチン接種があります。ワクチン接種により、インフルエンザによる重篤な合併症を予防することが期待されます。特に小児や高齢者、基礎疾患(心疾患・肺疾患・腎疾患など)がある方は重症化しやすいので、医師とよく相談のうえ接種することをおすすめします。
 
☆ワクチンを接種するのはいつごろ?
 インフルエンザワクチンは、接種してから実際に効果を発揮するまでに約2週間かかります。2回接種と1回接種があり、2回接種する場合は1回目から1〜4週間あけて行います。流行期間が12月から3月ですから、11月中旬から下旬ころまでには接種を終えておくとより効果的でしょう。

☆ワクチンは型が合わないと効果がないの?
 今年はAソ連型(H1N1)A香港型(H3N2)、B上海型の3種類の混合ワクチンとなっています。新型ウイルスが出現しなければ、このうちどの型が流行しても効果があります。しかし、この3種類とは異なるウイルスが流行した場合、効果がない可能性があります。

☆ワクチンを接種した時の副作用は?
 一般的に副作用は軽微です。注射部位の赤み、腫れ、痛みを感じることがありますが、2〜3日で無くなります。発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などにもまれに起こることがあります。インフルエンザワクチンはウイルスの増殖にふ化鶏卵を使っているため、わずかに卵由来の成分が残っています。卵アレルギーの人はじんましん、発疹、ショックなどが起こることがありますので、接種を避けるか、注意して接種する必要があります。医師にご相談下さい。

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