薬局だより
睡眠薬について
4つの型があります
 不眠の原因を取り除き、生活習慣や睡眠環境の改善をしても充分な効果が得られない場合、睡眠薬を用いることがあります。睡眠薬は持続時間によって、超短時間型、短時間型、中間型、長時間型の4つに分類されます。
 
☆超短時間型(ハルシオン・マイスリーなど)
15〜30分くらいで効果が現れ、持続時間も短めです。主に入眠障害(なかなか眠れない、寝つきが悪い)に使われます。
☆短時間型(レンドルミンD・エバミールなど)
15〜60分くらいで効果が現れ、持続時間はやや短めです。主に中途覚醒時(夜中によく目が覚める)や入眠障害時に使われます。
☆中間型(ロヒプノール・ユーロジン・ネルボンなど)
30〜60分くらいで効果が現れ、持続時間はやや長めです。主に早朝覚醒時(朝早く目が覚めてしまう)や中途覚醒時に使われます。効果が持続して、朝起きるのが少し辛いこともあります。
☆長時間型(ドラールなど)
穏やかに効果が現れ、長時間効果も持続します。主に早朝覚醒時に使われます。神経症やうつ病などが原因の場合、昼間の緊張感や不安感を和らげる効果もあります。
 
 睡眠薬を服用する時の注意点として、
@就寝前に服用する
Aアルコール類と一緒に服用しない
B自分の判断で飲む量を増やしたり、急に止めたりしない
C服用したら車の運転などはしない
D睡眠薬の効果が朝や昼まで残ることがあるので、眠気やふらつきなどの症状に注意をする
などがあります。医師の指示に従って正しく服用しましょう。
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