の異常と病気 |
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2 急性・慢性 副鼻腔炎 | |||
鼻腔(鼻の穴から気道につながる空間)に接している薄い骨で囲まれた四対の空洞を副鼻腔といいます。副鼻腔炎とは、この副鼻腔の粘膜に炎症が起こって、膿がたまる病気です。 | |||
〈急性副鼻腔炎〉 | |||
急性副鼻腔炎の多くは、急性鼻炎を起こしたあと、ウイルスの感染が副鼻腔に及んで発症します。 症状…多量の鼻汁、頭痛や鼻周辺の鈍痛、流涙、発熱など。 治療…急性の場合は、対症療法が行なわれ、鎮痛剤や消炎剤、抗生剤などが処方される。 |
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〈慢性副鼻腔炎〉 | |||
慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎が継続もしくは繰り返しおきているものです。常に副鼻腔に膿がたまった状態を指して、「蓄膿症」ともよばれます。 症状…多量の鼻汁や、鼻汁がのどにくだる後鼻漏(こうびろう)、鼻づまり、頭痛、頭重感、集中力低下など。また、粘膜に膿がたまって垂れ下がる「鼻茸(はなたけ)」ができることもある。 治療…頭痛など各症状には対症療法が行なわれ、副鼻腔自体の治療としては、マクロライド系抗生物質を一定期間服用する。また、副鼻腔内にカテーテルを挿入して膿をだし、薬剤を注入するヤミック療法も有効。改善がみられない場合は、内視鏡などを用いた手術療法が行なわれる。 |
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3 アレルギー性鼻炎 | |||
アレルギー性鼻炎の三大症状は、連発するくしゃみと鼻づまり、多量の鼻汁です。こうした症状は、鼻の粘膜が特定の物質(アレルゲン)に対して過敏に反応するために起こります。 通年型と、決まった時期に発作がでる季節型があり、後者の代表はスギなどがアレルゲンとなる花粉症です。通年型のアレルゲンで多いのはハウスダストやダニです。治療では、症状に合わせて、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤、ステロイド剤などが処方されます。また、少量ずつアレルゲンを注射しアレルゲンに慣れさせる減感作療法という方法もあります。 |
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4 鼻出血 | |||
いわゆる鼻血で、そのほとんどは、薄い粘膜の下に毛細血管が集まっているキーゼルバッハ部位から出血しています。原因としては、鼻を強くかんだりした際に、粘膜が傷ついたり炎症を起こして、出血することが多いようです。 また、高血圧症や血液疾患、心臓病などが原因の場合もあるため、鼻出血を繰り返したり、出血が止まらないときは、専門医を受診しましょう。 |
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−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2005年8月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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