転ばぬ先のセルフチェック!
心筋梗塞危険度
 
 休みなく動き続ける心臓―。その心臓に酸素や栄養を供給しているのが、「冠動脈」です。心筋梗塞は、冠動脈の一部が詰まって心臓が酸欠状態になる病気です。
 突然死に至りやすい、こわい病気ですが、生活習慣に気をつけることで予防が可能です。心筋梗塞の原因である
「動脈硬化」を予防することがポイントです。


●当てはまる項目をチェックしてください。
    肥満気味である
  2  高脂血症を指摘されている
  3  血圧が高めである
  4  血糖値が高めである
  5  愛煙家だ
  6  ふだんあまり身体を動かさない
  7  いつも疲労感がある
    ストレスがたまっている

これらは心筋梗塞の危険因子です。チェックの数が重なるほど、心筋梗塞になる危険度が高まります。

1 <肥満>
 肥満は、高脂血症・高血圧・糖尿病など、動脈硬化の危険因子を招きます。とくに内臓に脂肪がつくタイプの肥満が危険視されます。
2 <高脂血症>
 高脂血症は、血液中に含まれるLDLコレステロールや中性脂肪の量が多い状態です。
 高脂血症は動脈硬化を進行させる最大の要因です。過食や動物性脂肪の摂りすぎは控えましょう。
3、4 <高血圧・高血糖>
 ともに動脈硬化の大きな要因です。
5 <喫煙>
 喫煙により、心筋梗塞の発症率や死亡率が増加することが知られています。タバコには、血圧や心拍数を上げる、コレステロールを増やす、血栓をつくりやすくするといった作用があるためです。
6 <運動不足>
 運動によって自律神経のバランスが保たれたり、肥満や高脂血症などが改善されます。身体をよく動かす人には、心筋梗塞の発症があまりみられません。
7,8 <身体的・精神的ストレス>
 ストレスは心筋梗塞の引き金になります。


−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2005年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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