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「日本人の平均寿命」

 
 平成16年度簡易生命表によると、日本人の平均寿命は、男性78.6歳、女性85.6歳、男女では82.1歳となっており、5年連続で最高値を更新しています。
 平均寿命が延びるにつれ、生活習慣病や介護問題がクローズアップされるようになリました。2015年には、日本人の4人に1人は65歳以上の高齢者となり、問題の深刻化が懸念されています。
 日本だけでなく先進各国で進む高齢化を受けて、近年、「健康寿命」という考え方が、WHO(世界保健機構)の提唱によって広まってきました。。
 健康寿命は、平均寿命から重度のけがや病気などで健康を損ねていた年月を差し引いた数値で、平均寿命が「寿命の量」を表すのに対し、健康寿命は「寿命の質」を表します。
 寿命の量から寿命の質ヘ。
 平均寿命と健康寿命の差が、日本では6年以上あります。この差を縮めるために、厚生労働省は「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を定め、健康づくりによる生活習慣病対策を全国的によびかけています。

  
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2006年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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