はつらつ健康ナビ
日本のハーブ
 ハーブとは、香草ともいい、芳香のある香辛植物のことです。
 バジル、ローズマリー、タイム……。最近では、西洋由来のハーブの名前がよく知られるようになり、料理の風味づけや、香りによるリラックスなどに用いられているようです。
 さて、日本にも、「日本のハーブ」といえるような、古くから親しまれてきた香辛植物があります。これらは、料理の香りづけに用いられたり、殺菌力の強さをいかして、刺身などの生ものに薬味として利用されてきました。
 これからの季節、こうした香辛植物を料理に添えて使うことで、食欲の増進や、食中毒の予防に一役買ってくれるでしょう。
日本のハーブの例
三つ葉 よもぎ
 芳香があり、汁ものに浮かべて香りづけに用いたりする。ミネラル類・ビタミン類が豊富。カロチンも多い。  芳香があり、食用には柔らかな若葉が向く。栄養価に優れ、さまざまな薬効があるといわれる。浴槽に入れると血行促進する。
柚子 わさび
 柑橘類特有の、酸味や爽やかな香りがある。皮や果汁は、料理の風味づけによい。入浴剤として用いると、血行促進効果がある。  根茎をすりおろし、薬味などとして使う香辛植物。強い辛味があり、また強い殺菌作用がある。
※刺激が強いため、胃に疾患のある人は避ける。
しそ あさつき
 赤じそ、青じそなどがある。爽やかな香り成分には、食欲を増進する効果がある。防腐効果もあるため、料理の添え物、薬味として用いられる。  ねぎ類のなかでは−番細い。独特な香りと辛みがあるため、薬味などとして料理に用いられる。葉酸や食物繊維を多く含んでいる。
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2006年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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