はつらつ健康ナビ
創作のすすめ


ストレス解消というけれど…
 健康の維持には、栄養や休養、適度な運動、そしてストレスを蓄積しないことが大切であるとよくいわれます。でも、ストレスを蓄積しないということは、簡単なことではありません。
 さて、おりしも暑さのピークは去り、何か物事を始めるには最適なシーズンになりました。ストレス解消の手段として、今秋は、じっくり「創作」にひたってみるのはいかがでしょうか。

過程を大切にする
 何かを創作するというと、その結果=作品に意識が向いてしまいがち。けれども、ストレスの解消、つまり自分を癒すという目的からいえば、創作をしている過程がとても大切なのです。
 創作活動を通して自己認識を促したり、心の問題を探っていくことは、アートセラピーとして専門的にも行われています。

創作を通して得られること
 創作に取り組むとき、作品は自分の心を映しだす鏡になります。モヤモヤしたとらえどころのない気持ち、抱え込んだストレス、また自分でも気づかなかった部分が投影されるかもしれません。自分を飾らずに、ありのままの気持ちで作品に取り組みましょう。
 そして、創作に関わる時間は、自分を再認識する時間であり、悩みごとに正面から向き合える時間であり、没頭することで、さまざまなしがらみから解き放たれる時間ともなるでしょう。

「創作」は色々な感覚を刺激する
 創作の手段lまさまざま。絵画、貼り絵、書道、陶芸、俳句や短歌、エッセイ、物語創作、料理など取り組みやすいものを選びましよう。これらは、空想する、集中する、考える、握る、触る、視る…などの、普段の生活とは違うさまざまな刺激を与えてくれるでしょう。
 また、創造的な作業は右脳の得意分野。考えたり、手を動かすことで、右脳を活発に働かせることになります。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2006年9月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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