はつらつ健康ナビ
パソコン疲れの予防
 
 パソコンは非常に便利な道具ですが、使い方によっては身体や心に「疲労」という悪影響を及ぼしてしまいます。では、どうすればパソコンによる疲れを軽減できるのでしょう。
パソコン作業をするときには…
 パソコンによる疲れの症状は、眼精疲労やドライアイなどの目の症状から、肩こり、首、背中、腰の痛み、上腕や指先のしびれ、頭痛、めまい、吐き気、食欲不振といった症状まで、さまざまです。
 これらの症状を改善するためには、第一にパソコン作業をする際の環境を整えることが必要です(図参照)。身体への負担がかからないような環境をつくることで、疲労による症状は軽減されます。
 そして、適度な休息をとることも重要です。目安としては1時間に10分程度の割合で休憩時間を設けるとよいでしょう。また、休憩のときには、遠くを眺める、散歩をする、ストレッチをするなど、目や身体を休めたり、リフレッシュさせてあげるとよいでしょう。
理想的な作業環境〈一例〉 (図)
@ 直射日光をさけ、照明は明るく
A 意識的にまばたきをする
B 画面の位置を少し低めに。また、画面の明るさは室内と同じぐらいにし、照明が反射しないよう、専用のフィルターを設置するなどの工夫をする
C 画面との距離を40〜50cmに保ち、画面との距離とキーボードとの距離を同じくらいにする
D 机は、手首をついて作業できるくらい、奥行きのあるものを
E 椅子は腰が深く掛けられ、背もたれも充分なものを使用する
F 椅子の高さは、足の裏全体が床につくように調節する
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2006年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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