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「今年の花粉予想」

 朗報!
 一般財団法人日本気象協会の発表によると、今年の花粉の飛散量は、全国的に例年より少なめで、昨年と比べても少ない見込みです。花粉の飛散量は前年夏の気象に影響されますが昨年の夏は日照時間が短く日射量が少なかったためというのが、予測の根拠になっています。
 ただ、今年の花粉の飛散量が少ない見込みであるといっても、花粉の量は、過去数十年の間に2〜3倍に増えていることは気にとめておいてください。また、過去に花粉症を発症したことがある方は、少量の花粉で症状を起こすこともあります。
 例年、花粉症の患者さんの傾向として、症状が重くなってから受診する方が多いのは残念なことです。花粉症などのアレルギー性疾患への対応は、早いほど効果が高まります。
 今年の花粉前線は、2月上旬から4月上旬にかけて日本列島を縦断するものと思われます。お住まいの地域の花粉情報に注意してください。症状が軽微なうちに、花粉の飛散日から大量飛散日までの間に受診することがポイントです。
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2007年2月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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