はつらつ健康ナビ
室内・室外緑化計画
 
 部屋の内外を問わず、植物があると心が和むもの。しかし、植物には人の心を和ませる以外にも、とても有意義な働きがあります。
 
室内緑化の効能と注意点
 部屋に置いておくと、室内の空気を浄化してくれる植物があります。これらの植物は「エコプラント」とよばれています(表1参照)。
 この他の植物にも、室内のマイナスイオンを増やすなどの働きがあります。
 ただ、室内で育てるには不向きな植物や、暗い場所が苦手な植物、直射日光に弱い植物などがあります。植物を選ぶ際や、植物の置き場所には、気をつけましょう。
育てやすいエコプラント(一例)   (表1)
@パキラ Bネフロレピス
熱帯の植物だが、寒さにも強い。 シダ類の一種。別名タマシダ。
Aベンジャミン Cポトス
ゴムノキの仲間。虫がつきにくい。 多種の有害物質を除去できる。
  
室外緑化の効能と注意点
 まず、庭がある場合、緑化することによって、地球温暖化の防止に責献できますし、都市部であれば、ヒートアイランド現象の抑制にもつながります。
 また、近年よく耳にする「ルーフガーデン(屋上緑化)」やベランダ緑化は、その規模にもよりますが、部屋の温度の上昇を緩やかにしてくれるなどの働きが期待できます(表2参照)。
 最近では、一般家庭で行なう室外緑化に対し、補助金をだす自治体も増えています。害虫の発生や農薬散布などで近所迷惑にならないようにする、土が排水溝に詰まらないようにする、などに注意して、庭や屋上、ベランダの緑化をされてみてはいかがでしょうか。

※ヒートアイランド現象
都市部の気温が異常に高くなる現象。都市部の緑地減少などが原因
 
ルーフガーデンやベランダ緑化の効果 (表2)
室内の温度上昇を緩やかにする
紫外線や風雨による劣化を遅らせ、建物の耐久性を向上させる
地球温暖化防止や、都市部であればヒートアイランド現象緩和に役立つ
ガーデニングは身体を動かすので運動不足の緩和にもなるなど
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2007年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
トップページへ戻る