はつらつ健康ナビ
楽器で楽しもう!
 
 最近、団塊の世代を中心に、楽器を手にされる中高年の方が増えています。
 また、ピアノやバイオリンなど、お子さんの習い事としても楽器演奏は人気があります。
 そんな楽器の演奏が、脳の活性化につながることをご存じでしょうか?
 
楽器演奏で脳が活性化
 楽器を演奏すると脳が活性化されます。これは、楽器を演奏していると脳がさまざまな刺激を受けたり、筋肉や器官へ命令をだすためです(表参照)。
 また、フルートやサックスなどの管楽器やハーモニカは、上手に演奏しようとすると腹式呼吸になります。この腹式呼吸も、脳の活性化を促します。
 しかも、腹式呼吸には血行の促進や内臓の活動を活発にするなどの効果も期待できます。
 
楽器を始めるときは
 芸術の秋。これから楽器を習おう!とお考えの方も多いでしょう。ただ、初めて楽器を習う方が、いきなり難しい曲に挑戦したり、よい音色をだそうと意気込んでしまうと、長続きしないものです。徐々に上達するつもりで始めてみてください。そして末永く、楽器を楽しみましょう。
 
脳の活性化を促す演奏中の4つの行動 (表)
1.楽譜を読む、理解する
暗譜での演奏も、脳の活性化につながります。
譜面を暗記すること)
3.耳で音を確認する
譜面を見る(視覚)だけでなく自分がだした昔の確認(聴覚)も行います。
2.指先を動かす
 指先を動かすと脳の動きが活発になりますが、楽器演奏では楽譜を理解して指先を動かすので脳はフル回転です。
4.腹式呼吸
管楽器などは、上手に演奏しようとすると、脳の活性化を促す腹式呼吸になります。
 
 この他、上手に演奏ができたときの喜びや、人前で演奏するときのほどよい緊張感は、脳にとってよい刺激です。また、楽器を習うとき、先生のお手本を見ているだけでも、脳は活発に動いています。
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2007年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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