介護の知恵袋

今月のテーマ「車椅子の使い方」  
 
 車椅子を使えば、杖を使用した歩行が困難なお年寄りも、外出できるようになります。  
 でも、車椅子の使い方を知らないと、思わぬ事故が起きたり、介護をする方の身体に負担がかかることもあります。  
 そこで今回は、車椅子で外出するときに気をつけたい「車椅子の使い方」について、ご説明します。  


段差がある場所では…
         
   
グリップを引きながら足元のバー
(ステッビングバー)を片足で前に
押しだすと、前輪(キャスター)が
上がります。
前輪を上げたまま進み、前輪
を段の上に乗せます。そのまま
前進すると、後輪が回転しながら
段の上に乗ります。

※注意点※

段の幅が狭い、高さが高い、階段のように段が連続している、などの場所では、このやり方でも危険な場合があります。また、 電動椅子など、このやり方ができない車椅子もあります。
 
 
スロープや坂道では
前傾姿勢で押し上げるように。
なるべく蛇行せず、まっすぐ上りましょう。
時折背後を確認しながら、
後ろ向きでゆっくりと。スピードがつくと
危険です。
※注意点※
疲れたりして、斜面の途中で止まる場合は、必ずブレーキをかけ、グリップから手を離さないようにしましょう。
 
 なお、椅子を動かすときや止まるとき、左右へ曲がるときなどは、乗っているお年寄りにひと声かけてみてください。お年寄りが安心できます。
  
 
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