はつらつ健康ナビ
身体をゆっくりときほぐす
 
 私たちは毎日、ある程度型にはまった生活をしています。例えば、家事にしても、仕事にしても、習慣的な動作を繰り返していることが多いのではないでしょうか。  
 しかし、日常のなかで習慣化された動作は、ときに身体に偏った負担を生じさせます。疲労や痛みを引き起こしたり、ひどいときは、身体の歪みにつながる可能性もあるのです。  
 そんな身体のこわばりを少しでも解消するため、休憩時や一日の終わりに、ストレッチで身体をゆっくりとときほぐしてはいかがでしょうか。
 
 
呼吸を整える
 私たちの心と身体は繋がっています。身体がこわばっているのに、心は爽快ということはあまりありません。身体をときほぐすためには、心身両面からのアプローチが必要なのです。
 私たちが無意識にしている呼吸には、横隔膜という器官が大切な役割をしています。しかし、ストレスをためこんでいると、横隔膜が緊張して、呼吸が浅くなってしまいます。  
 ですから、身体をほぐす前に、何度かゆっくりと深呼吸をすると、まず内側から緊張をほぐすことができます。
 
身体をときほぐそう
 次は、ストレッチで身体をときほぐしていきます。ストレッチは筋肉を伸ばし、血液循環を促します。気になる部分のストレッチをまずは5分〜10分程度、習慣的に行なっていくとよいでしょう(「こんにちわ」のバックナンバーでも、平成18年4月号〜20年3月号まで各部位のストレッチを紹介しています)。  
 ただし、痛めている部分がある場合は、悪化させてしまうこともありますので、決して無理をしないようにしましょう。  
 筋肉のバランスが悪いと、身体の一部がこりやすくなることがあります。その場合は、専門家の指導の下、筋肉をバランスよくつけることで、身体の負担を解消できることもあります。  
 また、心のリラックスにも重きを置きたい場合は、ヨガなどに挑戦してみるのもよいでしょう。
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2008年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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