栄養大百科
 
今月の栄養は… 「ビタミンK」
 
特徴・働き  

 ビタミンKは、血液凝固(出血したとき、血液が固まって出血を止める働き)に関わっている成分の生成に欠かせません。また、骨が形成される際に必要なタンパク質を活性化する働きもあります。
 なお、ビタミンKは油に溶けやすい脂溶性です。
 
過剰・欠乏について
過剰症は特にないが、血栓症の人などは摂取量を制限されることもある。また、ビタミンKは腸内でも作られており、不足することはまれ。ただ、新生児や肝臓に疾患ある方などは、注意が必要。   
  
欠乏症(一例)
血液凝固しにくい/鼻血/青あざ/骨が弱くなる/頭蓋内出血や新生児メレナ(消化管出血)などの新生児疾患 
 
1日摂取基準(18歳以上)
男性…75μg 女性…18〜29歳・60μg 30歳以上・65μg
 
多く含む食材
キャベツや明日葉、小松菜、春菊、ほうれん草といった緑黄色野菜、わかめやひじき、のりなど海藻類、納豆、牛レバー、植物油に多く含まれています。
 
オススメ食材、納豆!
納豆はビタミンKのみならず、栄養素の宝庫。朝の食卓に、ぜひ!
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2008年12月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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