介護の知恵袋
今月のテーマ
「お年寄りが食べやすい物」  
 

 高齢になると、噛む力が弱くなり、だ液の分泌が減ってきます。若いときのようには食べられなくなっているかもしれません。  
 できることなら、おいしく楽しく味わってもらいたいもの。いつもの調理に少しの工夫を加えることで、お年寄りにも食べやすいメニューになります。  
 食事は毎日の楽しみの一つ。ゆっくりよく噛んで、おいしく食べていただきましょう!
 
 
食べやすい料理の工夫
隠し包丁を入れる
噛む助けになるように包丁で切れ目を入れます。
塩分過多に注意
味覚が減退するため、つい味つけが濃くなってしまいがち。酸味・香り・だし・香辛料を上手に利用しましょう。
 
下ゆでをする
一度煮てから妙めたり、妙め物を煮たりすると食べやすくなります。 焼き魚は固くなりやすいので、一度煮魚にしてから焼くと食べやすくなります。
 
一口大に切る
食べやすく一口大の大きさに切ります。あまり小さく刻んでしまうとかえって食べにくくなりますので、注意しましょう。
 
野菜はじっくり煮込む
時間をかけて煮ると、食べやすい柔らかさになります。
 
汁気を多めに
パサパサしたものは食べにくいようです。汁気を多くしたり、片栗粉でとろみをつけてみましょう。
 
スプーンを使ってみる
箸が使いにくい場合は、スプーンに替えてみるのもいいでしょう。
 
水分はこまめに
水分をとりながら食事をすると食べやすいようです。水分不足を予防する意味でも、こまめな水分補給はとても大切です。
 
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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