はつらつ健康ナビ

爪で健康状態を知ろう

爪を軽く押さえると白くなり、離すと元の色に戻ります。指の第一関節あたりを少し強めに反対の指で挟むように押さえてみるとどうでしょう。

爪の色は、指先とともに少し赤黒くなりませんか?こうした変化は、爪の下の血液の流れの変化によって起こります。

「爪は健康のバロメーター」―爪は血液の状態や流れを反映していたのです。

爪の色と形

 爪を軽く押さえた状態(血液が指先に行き渡っていない状態)、これは貧血の状態と同じです。つまり、爪の色が白っぽい方は、貧血の可能性があります。  

 指の第一関節を押さえた例では、指の先端で血液の流れが悪くなっている(澱んでいる)状態が再現されています。例えば、心疾患や呼吸器疾患があると血液の流れは悪くなります。このような疾患があるとき、爪は赤里く見えることがあるのです。

 血液の状態や流れは全身に影響を及ぼし、様々な病気の原因になります。こうした爪の色が長く続いているようなら、身体の調子が悪くなっていても不思議ではないですね。

 症状が進行すると、爪の色だけではなく、形にも変化が現れてきます(図参照)。

 

 

爪による健康チェック

 爪の状態からは、ご紹介した以外の健康チェックもできます。また、爪自体が病気の場合もあります。爪にいつもと違う様子があって、体調も思わしくないときは、内科や皮膚科を受診して相談してください。

 

 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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