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大人ニキビを治したい!

20代以降にできるニキビは、「大人ニキビ(吹き出物)」とよばれています。大人ニキビができる原因は、思春期の頃のニキビより多岐に渡っています。生活習慣・睡眠不足・ストレス・食生活・疲労……さらには、洗顔の方法に原因があることも。

大人ニキビを治すには、まずこれらを改善していくところから始めます。

大人ニキビの原因

 身体のバランスが崩れることによって、皮脂の分泌過剰や角質肥厚(皮膚の角質が厚くなること)が起こると、皮脂や角質が毛穴を詰まらせることがあります。大人ニキビはこれによりできます。  

 

大人ニキビ―軽症

 大人ニキビを治すには、身体バランスを崩している原因を改善していくことが大切です。軽症だと、これだけで治ることもあるのです。 軽症の大人ニキビを治療する場合は、イオウ含有ローションや抗生物質のクリーム、ローションなどの塗り薬により行なわれます。

 

大人ニキビ―中等症以上

 症状が改善されない、あるいは慢性化しているといった中等症以上の大人ニキビの場合、抗生物質の飲み薬と塗り薬の併用による治療が行なわれます。ニキビによるシミが残らないように早めに受診してください。  

 なお、一部の医療機関ではケミカルピーリング療法(特殊な薬剤で毛穴の角質をはがし取る療法)を行なっているところもあります(健康保険適用外)。

 

洗顔のしすぎは、皮膚の働きにより、逆に皮脂と角質を増やす結果になります。一方、洗顔の不足は、皮脂・角質だけでなく、化粧品や汚れなどを皮膚に残し、毛穴が詰まる原因になります。

洗顔は1日2回。柔らかめの洗顔用石鹸を使用し、優しく丁寧に洗いましょう。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年8月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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