栄養大百科

今回の栄養素は、「パントテン酸」

パントテン酸

 人間の身体はストレスを感じたとき、副腎から副腎皮質ホルモンを分泌しますが、パントテン酸は、このときに副腎の機能を助ける働きがあります。また、ホルモンの合成やさまざまな代謝が行なわれるときに140以上の酵素を活性化する働きもします。

 「パントテン」という言葉は、ギリシャ語で「ひろくどこにでもある」という意味です。パントテン酸はこの言葉のとおり、微量ではありますが、食品全般にまんべんなく含まれています。

 ビタミンB群に属する8種類のどタミン(B1・B2・B6・B12・ナイアシン・葉酸・ビオチン・パントテン酸)は、互いに協力して働きます。特定の効能を狙って一種類だけを重点的に摂取しても効果がありません。バランスよく摂取することが大切です。

 

<多く含む食品>

  • レバー(鶏、豚、牛)
  • にじます
  • 納豆
  • 玉露
  • アボカド
  • 乾燥しいたけ など

 

 

 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年8月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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