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生命の水

 わたしたちの生活には欠かせない、水。健康のためにも、水分補給には気をつけたいものです。水と健康について、考えてみましょう。

 

水の量

◎地球の表面は71%が水

◎体内に含まれる水の量

 新生児→75%、成人男性→60%、高齢者50%

 

おいしい水の条件とは?

 20度以下に冷やした水は、おいしいと感じます。ただし、冷やしすぎは身体の負担になるので注意。また、適度にミネラルが含まれている水も、おいしく感じます。とはいえ、「万能のおいしい水」はありません。自分がおいしいと感じる水がよい水といえます。ミネラルウォーターはたくさんの種類がありますが、水道水の湯ざましでも問題ありませんし、浄水器を設置するのもよいでしょう。  

 

 

 

飲み水の種類

ミネラルウオーター

地下水を原水とする飲料水をいいます。ミネラル(無機質)成分の規定はありません。

硬水と軟水

「硬度」は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量を表わします。含まれる量がある値より少ないものを軟水、多いものを硬水とよんでいます。アジアの稲作地帯には軟水が多く、日本人はこの軟水を好みます。

海洋深層水

200m以深の深海から採水し、塩分を除いた水。汚染がほとんどなく清浄で、ミネラルが豊富に含まれます。

イオン飲料(スポーツドリンクなど)

体液とほぼ同じ成分。スポーツで大量に汗をかいたときなどに、体内の環境を維持するのに役立ちます。

アルカリイオン水

カルシウムイオンを含む水を電気分解してつくります。市販の水もありますが、整水器が家庭用医療機器として認められています。

 

1日に必要な水の量

 身体からは、1日に1.5〜2リットルの水が失われているといわれます。 毎日の水分補給としては、3度の食事から摂取する水分が0.6〜0.8リットル、代謝水といって、体内の化学反応でできる水分が0.2〜0.3リットル、残りの0.8〜1リットルは飲料として摂取しています。 飲料は一度にたくさんではなく、少しずつこまめに飲んでくださいね。

 

 

水でダイエット!?

水そのものにダイエット効果があるわけではありませんが、食事の前に水分をとれば満腹感が得られ、食べる量を減らすことができます。

 

 

 

 

 

水分不足に注意!

 年齢が上がると、体内で水分が不足した場合でものどの渇きを感じにくくなります。こまめな水分摂取を心がけてください。また、老廃物を体外にだすために、若いころより多くの水分が必要となります。腎臓の機能が低下して、血液のクリーニング能力が落ちるためです。

 水分が少なくなると、身体にも影響を及ぼします。血液がドロドロになって流れにくくなり、脳梗塞の危険が高まります。とくに寝る前や入浴後には、水分を補給するようにしてください。

 

 

 

 

 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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