はつらつ健康ナビ

食べ合わせの効果

 健康によい食べ物はたくさんあります。もちろん単品で食べてもよいのですが、ある食品と組み合わせることでさらに健康効果が上がる場合もあります。「栄養バランスを考えるだけでも大変なのに、食べ合わせまでとなるとちょっと……」と思われるかもしれませんが、定番のメニューのなかにも、おいしくて栄養のある食べ合わせがたくさんあるのです。

豆腐とかつおぶし、納豆とねぎ、レバーとにら、トンカツとキャベツ

 骨を丈夫にするカルシウム。積極的にとりたい栄養ですが、カルシウムだけを摂取しても、うまく吸収することができません。カルシウムはビタミンDと一緒にとることで、吸収率がぐっと高くなります。豆腐に含まれているカルシウムは、ビタミンDを含むかつおぶしと食べると吸収されやすくなります。  

豆腐とかつおぶし納豆とねぎ

 また、必須アミノ酸のバランスがとてもよくなる組み合わせでもあります。

 疲労回復に欠かせないビタミンB群は、納豆に多く含まれています。ねぎに含まれるアリシンという栄養素が、その吸収を助けます。

 「納豆とねぎ」と同じように、にらに含まれるアリシンが、レバーのビタミンB群の吸収を促します。レバニラがスタミナ料理といわれる所以です。

 キャベツにはビタミンU(キャベジン)の他、さまざまなミネラルが含まれており、胃腸を保護して消化・吸収を助けます。油の多いトンカツの付け合わせには、キャベツがぴったりです。

レバーとにらトンカツとキャベツ

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年3月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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