はつらつ健康ナビ

食中毒予防のための3原則

さわやかな季節、5月。しかし、気温があがるにつれ湿度もあがり、やがて梅雨から盛夏へ。食中毒が起こりやすいのは、これからの季節です。夏場は菌が繁殖しやすいだけでなく、身体の抵抗力・免疫力も落ち気味。食中毒を防ぐための3つの原則を、改めておさらいしておきましょう。


 微量では問題のおこらない細菌やウイルス、有害物賃なども、身体の免疫力・抵抗力を超えて侵入されると、下痢やおう吐などの症状がおこります。  食中毒を予防するには、気をつけるべき「3つの原則」があります。  

つけない!

 食中毒を起こさないためには、食中毒の原因となる細菌やウイルス、有害物質などを食品や調調理器具につけないことが大切です。  

 まず、手や調理器貝を清潔に保つこと。そして菌のついた食品からほかの食品への二次感染を防ぐため、包丁やまな板は水で流して乾いたふきんで拭き、ふきんは頻繁に水洗いするようにしてください。

 

増やさない!

 この時期は、屋外だけでなく、屋内も高温多湿になりがちです。食品は室温で置いておかず、冷蔵庫で管理するのがポイントです。  

 とはいえ、冷蔵庫を過信しすぎるのも禁物。夏場は、冷蔵庫内の温度も上がりやすくなっています。冷蔵庫の扉の頻繁な開閉、食品のつめこみ過ぎに注意しましょう。

 

殺菌する!

 梅雨時には、生ものをできるだけ控え、加熱したものを食べるようにしましょう。また、調理器具も熱湯消毒してから使用してください。  

 なお、冷凍・冷蔵による殺菌効果は期待できません。保存した食品は早めに、再加熱して食べるようにしましょう。

 

 そのほかには、肉・魚・野菜などの食材は別々に保存し、調理のさいには別々に洗う。臭いや傷みが気になる食品は口にしない、なども食中毒予防のための重要ポイントです。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年5月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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