はつらつ健康ナビ

髪の健康

 髪は、皮膚、爪と同様に、「健康のバロメーター」といわれています。身体に吸収された栄養は、皮膚や髪や爪よりも、内臓や脳、神経で優先的に多く消費されます。髪などの状態がよいと身体全体の栄養状態がよいと考えられるのは、このためです。ご自身の髪の状態はいかがですか? 髪の状態が思わしくない方は、生活習慣や食事のバランスなどを、一度、チェックしてみましょう。

 

染髪

 髪の健康は、身体の状態だけでなく、髪のケアによっても影響を受けます。  最近は、髪を染めている方も増えてきました。専門家によるケアを受けながら染めるのではなく、ご自身で染めている場合、髪に思わぬダメージを与えていることがあります。

 

洗髪

 間違った洗髪方法によっても、髪は傷んでしまいます。約60年ほど前は、「5日に1度はシャンプーを」というコピーか、シャンプー商品の宣伝として新聞広告に掲載されていました。それから30年たつと「朝シャン」という言葉が流行語となります。この頃から毎日、洗髪を欠かさないという方が増えたように思います。  

 この毎日の洗髪方法が間違っていると、髪が傷んでしまいます。髪を洗う場合の注意点としては、

@髪を擦り合わせて洗わない

A熱すぎるお湯を使わない

B地肌を爪で傷つけない

 などがあげられます。

 髪の毛同士を擦り合わせることは、髪のキューティクル(髪の表面をおおっている部分)が剥がれる原因になります。熱すぎるお湯は地肌に必要な油分を失わせ、爪によって傷ついた地肌は結果的に髪が抜けやすくなります。シャンプーは、髪や地肌に付いた汚れやほこりを落とすことと考え、やさしくていねいに行なってください。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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