はつらつ健康ナビ

身体を温めよう

 個人差はありますが、体温が36.5〜37.0℃のとき、身体の働きはもっとも良い状態にあるとされています。体温の低下は、血液の流れを阻害して新陳代謝や免疫力の低下をもたらし、ざまざまな身体の不調や病気を招くもとになります。

 しかし最近、体温が35〜36℃前半という方が増えています。こうした体温の低下をもたらす原因は、私たちの現代生活と密接な関係があるようです。

 

身体の体温をあげるには、体内で作る熱量を増やすことと、熱を効率よく全身に運ぶことがポイントです。

熱を増やす

 熱を作り出す材料となるのが食事。いつの間にか朝食を摂らなくなったという方もいらっしゃるでしょう。体温や代謝が低い状態にある朝、身体を温めるためには、消化によく、温かい食事を摂ることがとても大切です。

 熱を生み出す材料が食事である一方、実際に熱の多くを生み出すのは筋肉です。運動不足はさまざまな影響を身体にもたらしますが、身体の冷えも、そのひとつです。

 忙しさや疲労のあまり、運動する機会が減っている場合、医師と相談のうえ、ウォーキングを習慣にするなどの方法を取り入れましょう。

 

熱を運ぶ

 ストレスを抱えている人が、非常に増えているのも現代人の特徴です。ストレスがかかると身体が緊張するのが分かると思います。このとき、ホルモンの働きで血管が収縮して血行が悪くなり、冷えの原因となります。

 こうした状態が長時間続けば、身体に良いはずがありません。ストレスを軽視せず、正しく対処していきましょう。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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