健康維持や介護予防のため、お年寄りには、できるだけ外出するよう勧めましよう。骨粗しょう症対策にもなります。 それでも足元に不安を感じるお年寄りは大勢います。そこで今月は、「歩行を助ける」介護用具を紹介します。
●杖
杖は、使う人の身長や姿勢、それに障害の内容によって選ぶ必要があります。かかりつけ医やリハビリ専門職の人、ケアマネージャーなどに相談、最適な杖を選びましょう。
※杖の中には、地面に付く部分が4本足や5本足のものもあります。これらの先のゴムは常に点検し、すり減ったら新しいものに交換します。
●歩行器
歩行器も体の状況に合わせて選びます。下肢筋力が低下し、足の力だけでは歩行が難しい場合に利用します。
●押し車(シルバーカー)
押し車(シルバーカー)は利用者も多く、ずいぶんおしゃれなものもあります。 外出や買い物にも便利ですし、疲れた時にちょっとひと休みできるよう、腰掛けのついたタイプもあります。
※力の入れ方によっては、軽すぎると前輪が浮いて危険な場合もあります。そんなときは適当な重さのものを入れて調節しましょう。
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載