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健康に冬を乗り切る!

 新しい年がやって来ました。干支のウサギのように、軽やかなフットワークで不景気のスパイラルから脱出できるよう、がんばりましょう。そのためには、やはり健康であることが第一!年末・年始、あなたは健康に過ごせましたか?

健康にもいい、おせち料理

 おせち料理は、もともと節日(節句)につくられる料理のこと。最近では年明けまでに用意される、正月料理の代名詞。地方によっていろいろと特徴があったりします。 このおせち料理、実はとても栄養価が高いのです。

例えば…

・黒豆…良質なタンパク質が豊富で、更年期障害や骨粗しょう症対策に効果あり。抗酸化作用も豊富。

・栗きんとん…栗とサツマイモなので、食物繊維が豊富。ビタミンCも多く含まれる。

・ごまめ…小魚には亜鉛などのミネラルが豊富。もちろんカルシウムもどっさり。

・昆布…食物繊維が豊富な昆布には、カリウム、カルシウム、ヨードなどのミネラル分も多く含まれる。

・数の子…ビタミンB12が豊富に含まれる。ただし魚卵はコレステロールが多量に含まれるので、コレステロール値が高い人は控えたほうがよい。

・かまぼこ…原料は白身魚のすり身。良質なタンパク質が豊富。塩分が多めなので、あまり食べ過ぎないこと。

と、このように栄養バランスもよく、立派な健康食といえそうです。ゆっくり味わってみましょう。 

食べ過ぎ・飲み過ぎ、そして運動不足

 年末、鍋料理などに舌鼓を打って、つい飲み過ぎてしまったお酒。そして迎えたお正月。またまたお節料理をつつきながら、おとそで上機嫌!

 暖房の効いた部屋で、ガッチリ食べてしっかり飲んで……揚げ句、一日中、テレビを見ながらごろごろ。気になるのは運動不足と太り過ぎですね。

 さて、その対策といえば、やはり運動。走ったり泳いだりできればいいのですが、それが無理ならば、部屋や庭の掃除など、日常の動作を増やすこと。そしてきびきびと動くよう心がけましょう。

 普段クルマで行く買い物も、お正月の風情を楽しみながら、明るいうちに歩きで行きましょう。そう、日光を浴びながらウォーキングです。

 食事は、例えばおせち料理でも、好きなものだけバクバクというのではダメ、バランスよく食べるようにしましょう。

 冬といえばやはり鍋料理ですがぜひ、野菜をたくさん入れるよう心がけてください。身体も温かくなりますし、野菜の水分で満腹感も得られます。こちらも好きな肉や魚だけパクパク、というのはやめましょう。栄養をバランスよく摂ることは、冬場のかぜ対策にもなります。

 そしていつまでも食べ続ける「だらだら食い」も、禁物です。ちっとも休むことのできない消化器官は疲れ切ってしまいます。

 正月太りという言葉がありますが、要するに食べ過ぎ(カロリー過多)と運動不足が原因という場合がほとんどです。

 

 さあ、新しい年が始まりました(今年一年、健康で過ごすためにも、少しずつお正月気分から抜けるようにしましょう。そろそろ、おとそ気分が冷めましたか? 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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