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口臭予防

 @口腔内の状態、A病気など全身の状態、B嗜好品(煙草など)や食べ物・飲み物。このなかで、口臭のもっとも大きな原因となるのは、口腔内の状態です。まず、歯周病から見て行きましょう。

 歯周病の原因となる細菌は、メチルメルカプタンという、(腐った野菜の臭いに例える人もいるほどの)悪臭の強い物質を大量に発生します。

 歯周病にはドライマウス(唾液が減って口腔内が乾燥する)が関係しています。口腔内を殺菌し、清潔に保つための働きが唾液にはあるためです。
口臭対策として、口臭予防のガムや飴を利用している方もいらっしゃるでしょう。これらは唾液の分泌を促すため、ある程度の効果が期待できます。とはいえ、こうした商品の多くは、匂いで臭いを隠すための物。唾液の分泌を促すためには、よく噛んで食事を摂ることが最善です。

 意外に知られていないことですが、口臭の多くは、下に付着した「舌苔」から発生しています。舌に白く溜まったもの、これが舌苔です。この舌苔のなかでも、メチルメルカプタンを発生する最近は増殖します。

 舌苔は、舌ブラシや舌ベラで清掃します。清掃のポイントは、一日一回、歯磨きの前に行うことと、舌を磨きすぎないこと。舌の清掃にはデリケートな作業が必要です。不慣れな方は、歯科医師の指導を受けましょう。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年6月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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